ブラインドマラソン~有言実行

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 7,8月2回にわたり、パラリンピック日本代表ブラインドマラソンチームが北見で合宿を張り、期間中代表監督が当院に4回来院し、マッサージ施術を受けていきました。施術中パラリンピックの展望、コンディショニング、練習法等々。非常に興味深い話を拝聴しました。本人の了解も得ているので何回かに分けて紹介したいと思います。

 本日、朝7時頃にスタート。男子は銅、女子は金、各メダル1獲得、全員が完走しました。レース終了後にメールを送ったところ、表彰式が終わって少ししてから返信がありました。「有難うございます。選手とガイドランナーがよく頑張ってくれました」と。このタイミングでの返信は驚きました。

 初めての来院時に「税金で合宿させてもらっているので、選手たちには結果至上主義だ。絶対にメダル獲れよ、とハッパかけてます」と。それってプレッシャーかけすぎなのでは?と尋ねたら「誰もはしにも棒にもかからない者にそんなことは言わない。パラの中でも数少ないメダル候補なのだから」。でも選手がプレッシャーにつぶされちゃうんじゃ?話を聞くと厳しい言葉が返ってきた。「数少ないメダル候補。獲れなかったら次回のパリでは予算を削られて選手強化のための合宿もできなくなる。そうなったらもうメダルには絶対に届かなくなる」。協会に今回これだけ費用かけたのに結果がこれじゃあ次回削って他の競技に回すから、と言われても反論できない。

 またかかった経費は後日きっちり精査され、領収書だけではなく、飛行機なら搭乗券、ホテルなら宿泊照明なるものがないと決済がおりないらしい。間違いなくその日に飛行機に搭乗したか、ホテルならどの部屋に泊まったのかの照明がないとダメらしい。

 先月末に来院した際「仕込みは終わった。あとはメダルという刈り取りを待つだけ」、その翌日北見をあとにした。男女共にメダル獲得おめでとうございます。今だけはゆっくり休んでください。

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