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2週間ほど前、カーリング場に行き、レクチャーを受けてきました。
まず、ヘルメット、肘と膝のサポーター、スニーカー、スイープ用のブラシが貸与された。ヘルメットを被らされたが、小さくて両耳が餃子になってしまった。被り直しても左耳が餃子に。ま、いいか。次の瞬間、アクシデントが。担当の方がとても親切でヘルメットの顎ヒモをパチッと締めてくれた。激痛が走る。私のたるんだ顎が挟まった。「あぁ、ゴメン、ゴメン」と外してくれたが、引っ張られて余計に痛い。
きを取り直して、いざ、カーリング場へ。私には策戦があった。めちゃくちゃ滑る時はいつもこうしている。名付けて「スーパーペンギンヨチヨチ歩き」だ。ペンギンが歩く様子をイメージしながら小股で歩けばそんなに滑らない。
次に実際にストーンを投げることに。これが難しい。まず、「スライダー」と呼ばれる足の形をしたプラスチックの板を効き足の逆に装着。これを履いた時から恐ろしくなってきた。体重のかけ方を間違えるとどこにぶっ飛んでいくかわからない。
ストーンの基本姿勢に入る。「はい、ウンコ座りして」、「ケツ上げて」これがキツい。「右足後ろに伸ばして」でへりにあるペダルに足を乗せる。「左足を少し後ろに引いて」、「はい、右足でけりだして」でザーと滑りながらストーンを放す。これが基本動作だがこの最初の時点で息が上がり、メガネが曇ってよく見えない。手放した後、どこにいったのか全くわからない。レーンの前兆は45メートル。助走路は約7メートル。35メートル先にあるストーンに当てるなんて神業に等しいと思ったが、隣のレーンではコンサドーレの選手が「カッコーン、カッコーン」といい音を場内に響かせていた。
この動作を3回ほど繰り返して、正味30分ほどだろうか、私の膝は笑い出した。体中のあちこちが痛くなった。全身筋肉痛は言うまでもない。今回担当してくれた方が色々教えてくれた。スイープ用のデッキブラシ、と思っていたが、ブラシではなかった。スノーブラシのT字の部分に布のようなものがかまさっていた。あのゴシゴシやっていたのはアイスの表面を磨いて距離を延ばすものらしい。またアイス表面はガタガタで平ではない。このデコボコがあるからストーンが滑っていくようだ。
テレビで観戦していると簡単に見えるが奥は凄く深い。このアイスの上をスライダーで滑りながら自由に動いているカーリング選手は一体どれだけ下半身を鍛えているのか想像もつかない。興味のある方は、是非、体験してもらいたい。多分、北国での生活体験がない方は、アイスの上に立つことも適わないかもしれんない。
今日から隣町の常呂でカーリングの日本選手権が始まった。出場選手皆さんがベストを尽くせるよう、祈りたい。