ルーティーン~ブラインドマラソンで学んだ事r

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 先日、合宿で来院したブラインドマラソンの監督と話した中でまだ紹介していないものを幾つか記します。

 何かの話でルーティーンの話になり、「ルーティーンってとっても大事なんですよ。なぜかわかります?」ある有名メジャーリーガーを例にして教えてくれた。「イチロー選手がなぜ毎日同じことを繰り返すのか、それは同じことを繰り返すことにより自ら好不調の波を最小限に抑えることができるんですよ。」と。なんか妙に納得させられた。話は飛躍していく。

「またこういう4年に1度の大きな大会に限って予期せぬトラブルが起こる。がそれを想定しておくことで防ぐことができる」と。どうやって?「危機回避講習会と称してちょいちょいミーティングを行う。」つまり選手、伴走者、スタッフで身内の不幸や事故、自宅に残してきた家族が急病になったら。。。そういうことを予め想定しておくことでそのようなことは今まで起きていないという。にわかには信じられなかったが、そういうものらしい。

 そのため少しでもリスクになる事、物は回避している。「どんなに若くてヤル気があり、才能に溢れた伴走者がいても奥さんいて子供が小さく、3人いるとする。大会前日に子供が発熱、「お願い。すぐに帰ってきて子供たちをみてて」なんてことが起きたらどうするか。だからそういう人は最初から使わない。

 また合宿先に観賞用のサボテンなんかを持参する者がいたら即没収。「こういう時に限ってそれが床に転がっていて気付かず踏んで走れなくなった、なんてこともあるので」と。

 そんなことにまで気を張りめぐらしているのか、と思うと頭が下がる。そしてこんな指導者があちこちにいたら、、、。選手は幸せだと思った。

 私もルーティーンを大切にして好不調の波を最小限に抑えよう。

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